普段はabema TV(プレミアムに課金)でナショナルリーグの試合ばかり見ているので、アメリカンリーグで馴染みがあるといえば、前回ワールドシリーズでドジャースと戦ったヤンキースと、吉田正尚が所属するレッドソックスくらいです。
そんな自分にとって、今回の「ガーディアンズ」と「タイガース」の対戦は新鮮なカードでした。
タイガースの雪辱戦
9月30日(日本時間10月1日)、舞台はクリーブランドのプログレッシブフィールド。ガーディアンズとタイガースによるワイルドカードシリーズ(3戦2勝制)の初戦が行われました。
ここ2週間、タイガースはガーディアンズに連敗を喫し、ついにはア・リーグ中地区の優勝も譲ってしまったという苦い流れ。どうも「同じグラウンドに立つと負ける」という嫌な雰囲気が漂っていたようです。
しかしこの日は、その空気を大きく変える一戦となりました。
スクーバルの快投とスクイズ
主役はタイガースのエース、タリク・スクーバル。序盤でカメラを壊す(?)というハプニングもあったそうですが、それを吹き飛ばすように、7回2/3を投げて14奪三振の快投。失点はわずか1点、それも奇妙な内野安打が絡んだものでした。
そして攻撃では、七回一死一、三塁。ここでザック・マッキンストリーが勝ち越しのスクイズを決め、2-1でタイガースが勝利。A.J.ヒンチ監督のチームとしては珍しい“小技”での得点が決め手となりました。
シリーズの行方
過去のデータでは、ワイルドカードシリーズ第1戦に勝ったチームは20回中18回(90%)の確率でシリーズを制しているそうです。しかも、そのうちの多くがスイープ(2連勝)で決まっているとか。数字だけ見れば、タイガースが一気に駆け抜ける可能性はかなり高そうです。
もっとも野球は最後まで分からないもの。ホームで第1戦を落としたガーディアンズが逆転した例も、過去にアスレチックスとパドレスの2チームだけですが存在します。
日常の中で「今日はタイガースが勝った」と聞いても、スコアの裏側を調べると意外なドラマが広がっていて面白いものです。次のGame2で、ガーディアンズがどう巻き返すのか――ちょっと楽しみになってきました。
追記:放送の愚痴
ちなみにこの試合と、もう一つ気になっていたカブス対パドレスは仕込み時間には終了しており、夜は10時からドジャーズ戦を見ようと思っていました。ところがAbemaでは試合をやっていない。しかもMLB全体が対象外。去年はワイルドカードからワールドシリーズまで放送してくれていたのに…。
どうやらSPOTV NOWが「ポストシーズン全試合放送」と以前から宣伝していたので、権利関係でAbemaは配信できなくなったのかもしれません。昨日まではジャンルに「MLB」があったのに、今日からは消えている。これではプレミアムに課金している意味がないので、速攻で解除しました(笑)。
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