ウェルズ決勝打&チザムJr.激走!ヤンキース、逆王手で第3戦へ

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初回から意地を見せたヤンキース

崖っぷちで迎えた第2戦、ヤンキースは立ち上がりから気迫を見せました。初回、4番ベン・ライスがポストシーズン初アーチを右翼スタンドへ運び、いきなり2点を先制。スタジアム全体が「今日はやれる」という空気に包まれました。

しかし三回、レッドソックスのトレバー・ストーリーに同点タイムリーを浴び、序盤のリードはあっさり消えてしまいます。やはり一筋縄ではいかないライバル対決だと痛感させられる幕開けでした。

シーソーゲームの攻防

その後は両軍が譲らぬ展開。六回にはキャプテンのアーロン・ジャッジがタイムリーを放ち再び勝ち越しに成功。しかしその裏、ストーリーが今度はソロアーチを放ってすぐに同点。

さらにロドンが四球を与えてピンチを背負いますが、アーロン・ブーン監督は続投を決断。ダブルプレーで切り抜けたロドンは、苦しい中でもチームの信頼に応えました。投打がせめぎ合う、まさに短期決戦らしいシナリオでした。

チザムJr.の守備が試合を変える

七回、ヤンキースに最大の試練が訪れます。先頭からの連続四死球で2死一、二塁のピンチ。

ここで代打・吉田正尚が登場し、放った打球は鋭いライナー。誰もが外野に抜けると思った瞬間、セカンドのジャズ・チザムJr.がダイビングキャッチ。懸命に食らいついたものの、吉田の足が速く一塁はセーフとなり、結果は内野安打で満塁に。

しかしその直後、再び打席に立ったストーリーをセンターフライに打ち取り、失点を防ぎました。流れを断ち切るこの守備が、試合全体に大きな影響を与えたことは間違いありません。

決勝点を呼び込んだ激走

そして試合を決めたのは八回の攻撃。2死からチザムJr.が四球で出塁すると、続くオースティン・ウェルズがライト線へ鋭い当たりを放ちます。一塁から一気にホームへと突っ込んだチザムJr.は、9.16秒の激走で決勝点を奪取。攻守で光ったチザムJr.が、まさに勝利の立役者となりました。

ウェルズも試合後「これぞプレーオフの野球。激しい戦いを楽しめた」と語り、この一戦を象徴するコメントを残しました。

逆王手を取ったヤンキースは、去年のドジャース戦で味わった悔しさを胸に、第3戦を迎えます。

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